シェアハウスという選択シェアハウスでの出来事は、一人暮らしでは体験できない宝物

演劇の町・下北沢でシェアハウス生活

僕が下北沢に住み始めたきっかけは、役者として経験を多く積みたいと思ったからでした。下北沢には本多劇場をはじめとした劇場がいくつかあって、舞台を観るにはとても良いエリアなんです。僕も、以前から他の劇団の公演を観によく訪れていました。公演がない夜には、俳優さんたちが下北沢の飲み屋で打ち合わせをしているなんてこともあるんですよ。僕はアマチュアの劇団に所属しながら、プロの大きな舞台に立てることを日々夢見ている役者の卵。時々、俳優さんに呼ばれて一緒に飲むこともあります。そんな「演劇の町」である下北沢に引っ越そうと決めたのは1年前。しかし下北沢は家賃の相場も高く、とてもじゃないけど僕のような低所得者が住めるような場所ではありませんでした。やはり別の場所に引っ越すしかないかと諦めていたときに見つけたのがシェアハウスだったんです。ネットにはシェアハウス専用のポータルサイトがたくさんあって、魅力的な物件が多数掲載されていました。しかも敷金・礼金・仲介手数料が0円という物件ばかり。おまけに家具・家電がついていて、家賃も安めなところが多かったんです。シェアハウスは他人との共同生活が特徴的な物件ですが、大学生のときに友達とルームシェアをしていた経験もあって、他人と生活することには抵抗がありませんでした。それよりも、下北沢でいい物件に安く住めるという魅力に惹かれ、僕はシェアハウスへの入居を決めたんです。下北沢には飲食店や雑貨屋などお店も多く、アルバイト先には困りませんでした。役者だけでは食べていけませんから、夜勤でアルバイトをして生活費を稼ぐようにしています。僕の住むシェアハウスには門限がないので、何時に帰っても問題ないのは嬉しいポイント。ただ、他の人を起こさないように配慮しなくてはいけませんけどね。そういえば、シェアハウスで生活していて良かったと感じたこともありました。前に一度、住人の皆さんが僕の公演を観に来てくれて、その日の夜に家でパーティーを開いてくれたんです。「良かったよ」「面白かった」と、直接感想を言ってもらえて凄く感動しました。シェアハウスで出会った人とこうして交流を持てたのは嬉しかったです。僕の大きな夢も応援してくれますし、この恩をしっかり返せるように役者としてさらに経験を積んでいきたいと思います。